かしまる君KM500R

DIDのかしまる君「KM500R」
https://didmc.com/productinfo/kashimaru/

https://www.amazon.co.jp/dp/B004CZMHQE/

東洋スチールのケースに入っています。

本体と説明書のみで、隙間多めなので追加で何か入れれます。

説明書はとても丁寧。

27mmを抑えるメガネかモンキーと、
19mmのラチェットが必要になります。

1.チェーンの切離し(ピン抜き)

Aマークに合わせる

2.継手プレートの圧入

Aマークに合わせる

3.ピンのかしめ

Bマークに合わせる

裏面は英語でした。なんて親切丁寧な説明書なんだろう。

こんな部品たち。

Aマーク、Bマークの調整が分かりづらいとレビューあったりしますが、

このような仕組みになっていて、

使う前に、スライドさせて、

感触を確かめておけば、大丈夫そうでした。

ちなみに、DIDのかしまる君ですが、

ZRX1200DAEGのサービスマニュアルに、

登場してきます。

すげー。

サービスマニュアルを見ることでも使い方が分かります。

DIDの公式サイトでも、とても丁寧にやり方動画があります。

 

はとの工具箱でも紹介されています。

 

他にも、分かりやすい使い方動画があがっています

 

小排気量バイクなどのチェーンは、
#40サイズなので、その場合は#40オプション部品が必要です。

チェーン穴間ピッチの長さの違いである、#50、#40 の説明動画

 

チェーンサイズとは
https://didmc.com/basic/

例えば「525」

【5】:チェーンピッチ(穴中心間距離)(【5】/8インチ=15.875mm)
【25】:内リンク内幅(【2.5】/8インチ=7.93mm)

 
 

さてさて、動画で予習しまくったので、

この錆びついたチェーンを交換していきます。

カシメ箇所の進行方向側のピンを打ち抜くらしい。(別にどっちでもいい気はする)

Aマークに合わせて、セットします。

逆サイドから、

ちゃんとピンの位置があっているかを確認し、

真っ直ぐ押し出していきます。

27mmは、クニペックスのプライヤーレンチ(モンキーみたいなやつ)を利用
19mmは、ラチェット。

初めてで、ちょっと回しては、逆サイドから確認したりを繰り返し、慎重に進めましたが、
真っ直ぐ押せてるようで、
それほど固くもなく(使っている工具の長さによるかな)、
意外と簡単にピンを打ち抜くことができました。

ちなみに、かしまる君のピンを打ち抜く部品は、消耗品なのか、
単品がAmazonで買えます。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00EEYLLJ2/
真っ直ぐ押せなかったりして、折れたりするのかな。

無事、チェーンが切り離されました。

こんな感じ。

あとは、新品チェーンに変えていくわけですが、
チェーンはDID製ではなく、EK製

Made in Japan の

江沼チェン製作所のEKチェーンです。

EK525SR-X2 106リンク(コマ数が106個)

ゼファー750の標準サイズです。

こちら、スクリュージョイント(SLJ)です。

圧入とかしめの手順、かしまる君の出番なしです(^-^;

付属のナットをつかって処理していける、便利もの。

新品はグリスまみれです。

先に拭き取っておくのも手だと思います。
向きは、文字は交互に入っているので、どっちでもいいみたい。

付属のタイラップで古いチェーンと繋げて、

クルクル回すと、新品と入れ替わります。

そして、継ぎ手をセットしていきます。

グリスは、こんな感じで、注入の箇所が細くなってて切れ目もあり、手で裂けます。

継ぎ手のピン、シールに塗りたくり、挿入する箇所にも注入しておきます。

これでもかっていうくらい、用意されているすべてのグリスを使い切る勢いで、

ブシュブシュにするらしい。

と、コマネチのアンディさんが言ってました。

使っている工具は、高級なRKの工具だと思われます。
反対側をロックする機構があるらしく、穴ずれしにくいそうな。
そして、かしまる君みたく、27mmを抑えておく工具いらず。

 
スクリュージョイントは、ナットを締めて圧入していきます。

交互に60度ずつ、締めろとのこと。

地味に時間がかかります。

そして、固くなって締まらなくなったら完了。

幅を測定し、

他の場所と同じくらいになりました。

説明書にはピンの吐出具合の絵で〇×がありますので、

念のため、〇状態になっているかを確認し、

問題なし。

 

そして、最後にドキドキのピン折り。

はさんで勢いよく、エイっとやると、

ほんとに、あっさり、ポキっと折れました。

こんな感じで、まぁまぁ飛び出た状態になります。

今度、交換する際は、
この出っ張りは削ってからでないと、ピン抜きは難しそうですね。

スクリュージョイントだったものからの交換は、ちょい手間かも。

ナットに残った折れたピンは摘出もできました。

が、別にまたナットもついてくるので、摘出せず両方ゴミ箱行きでよし。

 

初のチェーン交換でした。

かしまる君でのピン抜きと、
スクリュージョイントでの圧入、ピン折りと、初体験でした。

かしまる君の操作から、
圧入、カシメも、簡単にできそうな気がするので、
今度はすべてかしまる君でやってみたい。

ちなみに、ダエグのサービスマニュアルには、
かしめた場合のピンの外径は「5.7mm~6.0mm」
圧入された場合のプレート幅は「18.75~18.95mm」と記載あり。

今なら、ショップに頼まず自分でチェーン交換できそうです。

けど、自分のチェーンは、まだまだ新品状態だから、機会は遠い。

動画(約28秒 10MB)

ちょっと高級な、EKのThreeD(スリード)チェーンです。