DAEGサービスマニュアル

取扱説明書に続いては、

サービスマニュアル。

いじりたい人の必須本ですね。

品番「99925-1240-08」11,660円。とお高いです。

ヤフオクで格安中古を狙ってたんですが、全然中古が出てきませんでした。

発売の2009年から、ファイナルの2016年まで、機種が、車体番号で判別できます。

2009年 ZR1200D9 ZRT20D-000001~
2010年 ZR1200DA ZRT20D-005001~
2011年 ZR1200DB ZRT20D-008001~
2012年 ZR1200DC ZRT20D-010001~
2013年 ZR1200DD ZRT20D-013001~
2014年 ZR1200DE ZRT20D-016001~
2015年 ZR1200DF ZRT20D-019001~
2016年 ZR1200DG ZRT20D-022001~

ダエグは、発売当初の2009年から最終2016年まで、
主要諸元の変更はなく、
外装パーツやカラーリングを変更していった程度らしい。
 

サービスマニュアルの内容は、こんな感じです。

配線図なんかも載っています。

配線の通し方が図解で分かりやすく載っていたりもします。

 
取扱説明書にはなかった、初歩的な整備方法なども記載されています。

例えば光軸調整。

水平ってことは、左右の調整は、

ここ。(締めるとクラッチレバー側、緩めるとブレーキレバー側へ)

垂直ってことは、上下の調整は、

ここ。(締めると下向き、緩めると上向き)

横から覗くとバネが見えました。

 
ブレーキパッドの摩耗点検について。

厚みの標準値は、フロント、リヤともに4.0mmで、
使用限度は1mmだそうです。

ローターは、

厚みの標準値は、フロント 4.8mm~5.2mm、リヤ 5.8mm~6.2mm
使用限度は、フロント 4.5mm、リヤ 5.5mm

実際に計測してみました。
フロント5mm

リア 5.8mm

まだ大丈夫そうです。

タイヤの摩耗点検は、

標準値は、フロント 4.8mm、リヤ 6.2mm
使用限度は、フロント 1mm、リヤ 2mm

 

あと、メーターのカプラーピンの説明も分かりやすいです。

 
燃料ポンプの流量なんかも記載されています。

50mL / 3秒間ってことは、60L/h になるかな。
GTRの燃料ポンプとかと比べると月とすっぽんです。(32Rが195L/hだったかな)

 

油圧測定の箇所は、左側(跨って左足側)のボルト。オイルギャラリとか言われたりしますね。

M18xピッチ1.5のボルトってことのようです。

 

水温関連では、
サーモは80~84℃で開く。
104℃でラジエータファンが回り始め、101℃以下でファン停止。

って、ファン回るの遅くない?

水温警告灯が点灯するのは、水温センサの抵抗が25Ω

点滅するのは、水温センサの抵抗が20Ω以下

ってことなんですが、温度で表現してほしいです。

120℃で21.2Ω付近らしいので、

点滅したら120℃ってことかな。点灯の20Ωは、何℃なんだろう?

冷却水のエア抜き箇所は、
クラッチレリーズそば、ウォーターポンプの上あたりにボルトがあるようです。

 
 

さて、バイブル紹介はこのくらいにして、
チェーンがあまりにも汚いので、

清掃しようと思います。

フロントのスプロケカバーも外して、綺麗にしようと思い、

まずは、プラスチックなカバーを外して、

(裏にスポンジついてた)

スプロケカバーを外そうと思ったんですが、、、

え?クラッチレリーズや、スピードセンサーっぽいのも外す必要あるやん。

ちょっとまだ勉強不足で、ここをどうバラシ、どう組み付けるのか分からず、
今回は断念。

リヤだけで、頑張ろう。

チェーンカバーを外し、

掃除しやすくして、

いつもの、デイトナジャッキに、

フロントブレーキロック。

これで、軽く浮いて、タイヤが回るまで上げておきます。

キレイになるか心配でしたが、

結構キレイになりました。

ピンの外側のサビがちょっと残念。

チェーンカバーですが、

キレイにしていて気づいたのが、加工跡。

取り付けて、加工箇所を見てみると、

ん~、特に現状では不要。
ぶっといホイール、タイヤに変えていて削っていたとかでしょうかねぇ。

マフラーは、キレイでしたが、

メタコンで、

さらっと磨いておきました。

古いバイクなので、
少しでもキレイにできるところは、キレイにしていこうと思います。