250TRクラッチカバー交換
オルタネータカバーに続き、クラッチカバーを交換していきます。
クラッチカバーの取り外し方法
・Egオイルは排出済み
・クラッチケーブル下端のアジャスティングナットをゆるめる
元々の状態を撮影して記録しておきます。
上側と下側
・クラッチケーブル上端のアジャスティングナットを緩め、アジャスタをねじ込む。
(つまり、ケーブルを張らず、緩ませる方向にする。ケーブル外すために。)
・ケーブル上端を外す。
ケーブル上端を外すことによって、下端にかなり余裕ができて、
ケーブル下端をレリーズレバーから外せます。
レバーは、シャフトに付けたままで、ケーブルは外れます。
レバーを下から
上にあげて、引っかかる感触と、幅を覚えておきます。
・純正マフラーだと、マフラーを外す必要あり。(ボクのは社外マフラーで、クラッチカバーを外す方向に干渉なし)
・オイルフィルターを外し、
・クラッチカバーボルトを外していきます。
オイルフィルター近くの
ここにもクラッチカバー固定ボルトがあります。
あと、クラッチケーブルを固定している箇所付近のボルトを外すのに、
ケーブルを固定箇所から外し、
アクセスできるかと思いきや、ギリギリできず、
固定の土台を、六角ボルト2本ゆるめて(外さなくてOK)、
土台がぐらつけば、カバーボルトにアクセスできました。
ステップ付近のボルトも、ステップ外せばいいのかもですが、面倒なので、
1/4工具のボールジョイントなど使えば、外せました。
クラッチカバー固定ボルトは全部同じで、M6x30mm
クラッチカバーが外れるので、オイルが垂れてくることを想定し、養生し、
プラスチックハンマーで、叩いてやれば、外れます。
レリーズレバーを下方に回して、カバーを取り外します。
「シャフトは抜かない。オイルシールが損傷する」とのこと。
(移植するので、抜きますけどね)
クラッチカバーとったどー。
初のご対面。
下の方でフィルターが転がっていたので、
パーツクリーナーで清掃して、挿しておきます。(綺麗だったけど)
せっかくなので、観察。
このメカメカしさが、たまらんす。
初日の出級の見ごたえっす。
この4本のボルトの奥に隠れているクラッチスプリングは、
へたってくるらしく交換した方がいいらしい。
92081-1176 スプリング,クラツチ ¥473 ×4個
あと、下側のスプリングも交換すると、フィーリングがよくなるらしい。
92145-1525 スプリング,レバ- コンポジシヨン¥374
92081-1275 スプリング¥198
92081-1279 スプリング¥286
せっかく開けたけど、別にフィーリング悪いわけでもないので、交換はしません(^-^;
スターターを外すには、このようにクラッチカバーを外さないといけないという
残念仕様が、このBJ250AEエンジン。(250TR、エストレヤ)
セルモーターのブラシがすり減ったら、交換する際、クラッチカバーを外す必要あり。
レリーズシャフトの動きですが、
下から上に動かすと、
下のとき、
上にあげたとき、
こんな感じとなり、
クラッチのロッドの先端に引っかかって、引っ張る方向に動くようです。
レリーズシャフトを抜いて移植します。
オイルシールを傷つけないように、そっと抜くことは可能でした。
そこまでキツキツではなかったです。
この鋭利な部分があるので、ゴムシールをキズつけやすいようです。
レリーズレバーはシャフトと分離させる必要はなしです。
もしレバーを分離させた場合は、
レバーのマークとシャフトのマークを合わせて組み付けるようです。
レリーズシャフトの取り付けは、
オイルシールを新品交換し、(大変苦難したけど、ベアリングプーラーあれば一発)
シールに耐熱グリース、
ニードルベアリングとシャフトにエンジンオイルを塗布する。
シールをキズつけないように、ゆっくり挿入。(そんなにキツキツでもなかったのでスルっと入った)
古いガスケット跡を綺麗にし、
ノックピンは、左上のココと、
右下のココ。
右下は、Oリングがあるので、新品に交換しておきます。
670B2010 O リング(ウンドウヨウ),10MM ¥176
オイル通路の清掃
オイルスクリーン(カバー外したときにポロっと落ちてきたやつ)は清掃して、
取り付ける。
オイルフィルターの筒外周にもOリングがあるので、
新品に交換します。
92055-1221 リング(0),62.6X66X3.1 ¥385
(日付見たら分かるけど、昨年7月から準備してました(^-^;)
新品ガスケットをセットし、
11061-1521 ガスケツト,クラツチカバー ¥1,276
レリーズレバーは下方向にして、クラッチカバーを取り付け
そして、上に回してロッドに嚙み合わせる。
クラッチカバーを外す前に、感触を確かめていたのは、このためです。
右下のボルトにはネジロック剤を塗るらしい。
オイルフィルターも新品を準備しています。
ピンは小径を内側(エンジン側)に挿す。
そして蓋をする。(M6x20mmのチタンボルトに交換)
クラッチカバー交換完了。(M6x30mmのチタンボルトに交換)
エンジンオイルを入れて、(いつものKawasaki 冴強10W-50)
フィラーキャップは、ちゃんとコインドライバーを使って傷つけないように締める。
綺麗なカワサキグリーンなオイル。
ゴムブロック(ナフコに売ってる)で、車体を立てて計測してます。
エンジン始動し、
オイル漏れがないかを
チェック。
問題ないようです。
クラッチカバー、
オルタネーターカバー、スプロケカバーとメッキになりました☆
2025年の元日は天気も良く、バイクいじり日和でした♪