DAEG クラッチカバー交換

パルシングカバーに引き続き、
クラッチカバーの交換も、エンジンオイルを抜かずにできるのか、

チェーンメンテ時愛用のデイトナ、イージーリフトアップスタンドで
なるだけ向こうに傾け、

念のため、漏れてきてもいいように準備し、

クラッチカバーを取り外していきます。

エンジンオイルは抜き取らずにね。

赤〇箇所は、緩み止めがついているので、

少し固め。

その他は、簡単に外れます。

ボルトは、3種類。

ボルトを外して、いよいよ、ご開帳。

パカっ。

オイルは漏れてきませんでした~!(^-^)v

 

ちょっと観察。

オイル交換時に、キャップを開けた時に気づいてましたが、

DAEGはZRX1200R病の対策品と言われていますが、そうではないようです。

ひどくなると、クラッチブローになるようです。こちらにその様子がありました。
https://youtu.be/CYk-EmaMgN4?t=348

チェーン25コマ、スプロケット21歯です。

ZRX1200Rの2002年前だとチェーン31コマ、スプロケット27歯らしい。
2003年以降は、DAEGと一緒みたい。

ただ、問題はチェーンというより、テンショナーの経たりのようです。
(↓チェーン25コマ、スプロケット21歯で、キズだらけ)
https://moto-piazza.com/blog/14519/

さきほどの、クラッチブローの動画は、チェーン31コマ、スプロケット27歯。
もしかすると、より傷つきやすいのかも。

このテンショナーがへたってくるっぽい。

どうゆう動きなのか、この動画がとても分かりやすい。

クラッチ握って、Egスタートしたらダメってことがよく分かります。

お手軽なスリーブ入れる対策もありなのかもしれません。

ちゃんとした製品もあるっぽい。
https://www.youtube.com/watch?v=zR1nZY1CIlo

自作?で対策している人も。
https://www.youtube.com/watch?v=_dA5Fs46MqM

と、海外の情報も参考にできるので、ZRX1200、1100はいいですね。

ジャパネーズネイキッドで売りに出してるDAEGは輸出しておらず、海外情報は皆無。
けど、共通部品多いZRX1200の情報が参考になります。

 

今度、テンショナー交換しよ。今回準備しておらず。
部品もまだ出るようです。

へたっているのは、たぶんスプリングだろうから、スプリングだけでもいいのかも。

 

さてさて、外したクラッチカバー

オイルパイプノズルがあり、下から上にいって噴射してるようです。

分解

オイルパイプ中間のボルトはなんと7mm! 運よくソケット持ってた。
バンジョーボルトは10mm

ダンパーって、

スポンジみたいですが、これってどうゆう効果あるの?

社外のカバーって、ついてないような気がするのですが。
単なる遮音?

組み立て

古いガスケットかすを中に落とさないようにしつつ、削いでいきます。

クランクケース合わせ面に液体ガスケットを塗布して取り付け。

このように段差になっているからかな。

適量がよく分からない。

少ないかな?

まぁ、オイルたっぷり浸っている箇所でもないので、大丈夫でしょう。

新品ガスケット

品番「11061-1154」ガスケツト,クラツチ カバ-¥605

液体ガスケットがちょっとした接着剤替わりになってくっつきます。

あと、点検窓も交換しておこうと思い、割れるかドキドキで外しました。

プラスチックなペンをあてがい、ハンマーで叩くと、ポコっと外れた。

新品点検窓
品番「52005-1009」ゲ-ジ,オイル レベル¥913

さほど、悪くなってなかったんですが、

リフレッシュ。

外からはめ込むという構造。内側から押されると外れる方向になります。大丈夫なのか?と思うよね。

大して油圧かからないんでしょう。

ボルト類も新品を準備。

品番「92151-1540」ボルト,6X55¥132 2本

品番「92154-0098」ボルト,フランジ,6X40
↓代替
品番「92154-1890」ボルト,フランジ,6X40¥209 4本

品番「92153-1569」ボルト(アプセット),6X25¥55 6本

最初に△マーク部のボルトを締め付けるそうな。

そして対角上にボルトを締め付けていくとのこと。

とりあえず、全部を軽くしめて、それから対角上に締めていきました。

締め付けトルクは9.8Nm。このトルクレンチは10Nmからなので、10Nmで締めた。

あと、オイルフィラーキャップのパッキンも新品に。

品番「92055-049」リング(0),31.5X2.6¥187

そこまでへたっている様子はなかった。

そして完成!

いい感じ。

 
 

で、オイルを抜かずに交換できることが分かったので、

オイル交換します(^-^)

ゴムブロックでバイクを立て、ルミエールで199円の廃油ポイ。

黄緑が深緑になってます。

マグネットに鉄粉はさほどついていません。
(さきほどのクラッチカバーの削れはアルミなので、磁石にくっつかない)

綺麗にして、ガスケットは、再利用。このタイプなら大丈夫でしょう。

今回も、カワサキグリーンな冴強 10W-50。

オイルフィルタ交換時3.0L、交換なしなら2.7L。

ですが、エンジン温めないで、数日放置で、オイルパンに落ち切っている状態から抜くので、
3.0Lくらい抜けてますので、フィルタ交換せず、3.0L入れました。

オイル交換は、温める派が結構いるようですが、
たくさん抜きたいなら、温めない方がいいとボクは思っています。

Egかけて温めた方が、汚れも排出しやすい。とか言う人がいますが、
オイルフィルターで汚れはフィルターされていると思うんですよねぇ。