ハブナックル交換

静岡に行く前に気づいていた、ガタ。
異音もすごく、そこから2000km弱の走行は、ちょっと悩んだところでしたが、
久々のソアラ全国オフなので、無理しました。

YouTubeにアップ済みですが、こんなガタガタです。

動画(約12秒 15MB)

(普通、正常なら、手で軽く触った程度ではビクともしません)

そして、オートポリス走行前に、
部品や修理が間に合わず、これまた悩んだのですが、ガタガタで走行していました(^-^;

 

そんな、左リアのハブベアリングの交換です。
あ、ハブベアリングは交換してもらっていて、今からはナックル毎の交換です(^-^;

まる助さんのガレージにて。

 

ヤフオクで左右17,000円で中古を手に入れました。

こんなボロいパーツなのに高額でした。

20ソアラの部品の高騰、勘弁してくれ。です。

それを、まる助さんが、リフレッシュしてくれました。

趣味で油圧プレスあるってすごいよね。

ブッシュもSSTで交換してくれました。

そして、リフレッシュされた状態がこれですよ。

頼まなくても、汚れや錆びを落として、塗装までしてくれるところが、まる助さんなんです。

感激です(T-T)

しかも、30セルシオローターに干渉しないように、
バックプレートの耳をカットしてくれているなんて、どこまで気が利くんだ~!

仕事ができる人って、こういうことだと、ボクは思います。

相手の事を思い、喜ばれる仕事ができる人って、なかなかいません。

そんな御恩をお返ししたいのですが、まる助さんは何でもできてしまうので、
喜ばせることは至難の技です。

あ、リフレッシュのための部品は、自分で調達して渡しておりました。

ひさびさのトヨタ部品共販、今はトヨタモビリティパーツとか言うらしい。

相変わらずの、キャバクラ嬢のように美人なお姉さんが、めっちゃテキパキ対応してくれました。

パーツカタログを印刷し、値段も丁寧に教えてくれ、
面倒くさいであろう個人相手に、とても親切に対応してくれますし、
ギャルなのにクルマに詳しすぎ。(仕事なので当たり前でしょうけど)

42451-14010 デフレクター  630円
90311-63001 オイルシール  750円
90369-43005 ベアリング   7700円
90521-85002 リング     230円
90311-57001 オイルシール  580円

42301-14010 リアアスクルシャフトは廃版でした。

90179-22015 ナット       360円
42428-14010 ロックナットプレート 370円
90252-04004 コッターピン     60円

左右なので、上記すべて×2です+税。(これらで24,000円くらい)

ナックルのブッシュもリフレッシュしようと思います。

48725-14040 サスペンションアームブッシュ 1280円
42210-14010 ブッシュ           2910円

左右なので、×2です+税。(これらで1万円弱)

サイドブレーキシューもリフレッシュしようと思います。スプリングも安いので買ってみた。

46540-14020 パーキングブレーキシューRH No.1 1750円
46550-14020 パーキングブレーキシューRH No.2 1750円

46540-14020 パーキングブレーキシューLH No.1 1750円 (46580→代替新で46540)
46590-14020 パーキングブレーキシューLH No.2 1750円

90506-12051 パーキングブレーキシュー リターンテンションスプリングNo.2 110円

90507-16011 パーキングブレーキシュー リターンテンションスプリングNo.1 PRIMARY(GREEN)
↑廃版
90507-20016 パーキングブレーキシュー リターンテンションスプリングNo.1 SECONDARY(BLACK) 120円

(これらで8千円弱)

純正部品は、モノタロウで買えるのもあって、
数年ぶりのトヨタ共販でしたが、接客は変わらず、素晴らしかったです。
 
 

さてさて、ナックル交換を開始します。

ジャッキアップし、ホイルを外して、ピンとプレートを外し、
再びホイルを付けて、

ドライブシャフトのナットを緩めるわけですが、

32mmと巨大です。このためにKTCのソケットを持ってたりもします。

ガタのある左は、意外に簡単に緩みました。

が、問題ない右は、

ボクの手持ちの工具では、歯が立たず。

工具が負けそうで、無理はしないことに。

すると、出てきました。巨大工具。32mmが小さく見えます(^-^;

手持ちのホイル用のトルクレンチより、太い!

そして、ロングな鉄パイプもでてきて、これは、


レース観戦でよく見る光景に似てます(^-^;
センターナットを、スーパーロングなトルクレンチで締めてますもんね。

無事、ナットが緩みました。

 

そして、サイドブレーキ講座開始。

軸をラジオペンチで引っ張りつつ、バネを抑えて回して、外す。

(ちなにみ、バネはリア側が青、フロント側が白です。薄っすら分かる感じ)

上のスプリングは、

リア側が黒、フロント側が緑です。

汚れていると判別しづらいかも?ですが、汚れを拭けばおそらく分かる。

下側はこんな感じ。

サイドブレーキのワイヤーはここ。

バイクのクラッチワイヤーやアクセルワイヤーな感じになってます。
ワイヤースプリングを縮めて、頭の太鼓をずらして外します。

ピン、左右で違います。

ローターが外れず、ガチャガチャやっていると、このピン(↑)が曲がるそうなので、注意らしい。

サイドブレーキワイヤーを外すには、このツメがいやらしい、

二カ所くらいなら、ペンチでキュッと挟めるのに、ツメが多すぎて、大変。

引っ張りつつ、爪を押しつつ、引っこ抜きます。

これで、車体との繋がりが切れます。

なんで、こんな爪にしてるんでしょうね。もっと簡単に取れてもいいような。

教えてもらったので、逆をやってみるも、なかなか難しかったです。
コツがいるのと、左右が変わると、利き手問題というか、やり辛さが変わります。

 
 

そして、ドライブシャフトからの切り離しですが、

すんげー油圧工具が出てきました。

ガタのある左側は、ハンマーで叩いたらすんなり抜けましたが、
問題ない右側は硬かったので、SST最高。

こんな工具を趣味で持っている、まる助さん、恐るべし。

ナックルとったどー!

正確には、「とってもらったどー!」ですね(^-^;

ガタのある左側も、まささんが、作業してくれております。

左も、ナックルとってもらったどー!

マフラー外さず、ドライブシャフトはデフ側は切り離さず、取れています。

アッパーアームをSST使って外してもらい、

ハブベアリングの状況確認。

ガタのある左側、異音すさまじすぎて笑えた。

動画(約12秒 15MB)

 

あとは、元に戻していくのみ。

各締め付けトルクとか、気にする方は、修理書をば。

アッパーアームやストラットは、1670kgcm

最近は、Nmなので、換算すると、1670kgcm=164Nmくらい。

ショックのロアは、1400kgcm=137Nmくらい。

参考として、ホイールナットの締め付けトルクは、103Nmくらい。
https://www.aneron.net/8A/?p=11393
ただ、純正ホイールに純正ナットの場合だろうから、社外だとそのまま適用じゃダメな気もします。
ボクは130Nmくらいで締めてます。
上記リンク先、ホンダのNSXは170Nmとかなり強い締め付けトルクのようです。
 

そして、サイドブレーキ。

ばらすのもコツいるけど、組むのも大変。
しかもバネとか間違わないようにしないと、大惨事になります。
実際に身近にサイドブレーキブローした人がいるので、慎重に組みましょう。

修理書にも、色がちゃんと記載されています。

フロント側が緑か白。リア側が黒か青。と覚えておきましょう。

左リア。

右リア。

ドライブシャフトを固定するナットなども新品を準備してます。

このナットの締め付けトルクは、、、

2170kgcm=213Nm

ホイールナットは、純正なら、1050kgcm=103Nm。
その2倍強くらい。

ボクの手持ちのトルクレンチは、140Nmまで。

でも、ここは、まる助ガレージ。

でっかいトルクレンチが出てきます。

あと、サイドブレーキのシューの調整。

ダイアルを上に回して密着させ、

標準もどしコマ数、約8コマ。(ダイアルを下に回す)

 

プレートは、内側に曲げてから

装着しないと、隙間ができてカタカタなるので注意。

 

無事に、

ハブベアリング交換

というか、ナックル毎交換、完了!

 
 

お昼は、長浜ラーメン、力。

やきめしセット1,100円。

13時過ぎで並んでたし、ボクらが食べ終わっても並んでいた人気店。

美味しかったです。
 
 

サイドブレーキを引いたときのレバーの高さが少し変わったので、
調整しようと、
肘置きを外します。

写真の逆側にも同様にネジがあるので、左右4カ所のネジを外し、

蓋の中のネジを外せば、

肘置きが外れ、

ダブルナット構造のココで、レバー引きの長さを調整します。