リアキャリパーOH
リアキャリパーを眺めていると、
ブレーキパッドの残量が、結構少ないようなので、
6mmの六角ボルトを2本外して、
キャリパーを動かし、
ピンを抜けば、パッド交換できるのですが、
バンジョーボルトを外して、
キャリパーとったどー!
ブレーキラインには、ラインストッパー。
以前、ソアラのキャリパーOH時に買った便利アイテム。
ピンを外し、
パッドを撤去、
だいぶ減っていました。
そして、キャリパーを分解していきます。
グリス切れか、動きが渋くなっていた部分、ブーツ、
ピストンを空気入れで、
スポンと摘出。
1ポットって楽勝ですね。
シリンダー内のシールを
撤去。
1本は劣化でちぎれてしまいました。
そして、溝が汚れているので、
パーツクリーナーで清掃。
ピストンは、メタルコンパウンドで軽く磨いて、
あとは、シリコングリスを塗りたくって、組付けていきます。
前期、後期のカタログから、
リアキャリパーの部品は、
ほとんど共通のようです。
シールとブーツ。
シリンダー奥側のブーツは、品番「43049-001」なのですが、廃盤のようで、
ネットで調べると
2007年の書き込み情報、しかもmixiにヒットし、
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=17992&id=18145521
ピストンのシール「43049-001」は 「43049-1097」(ZR1200-A5) 350円が使えるようです。
mixiに助けられました。
あ、まだボクは日本発のSNSであるmixiを利用しています。
せっかくの日本製なのに、時代はもう海外SNSですかね~。
おっさんなので、時代についていけません。
Instagramなんか、わけわからん海外の人からいっぱいフォローされるし(^-^;
あ、2021年現在、価格は値上がっていて、
品番「43049-1097」ブーツ,ピストンシール (\420 税込 462円)でした。
ブーツは健在でした。
品番「49006-1054」ブーツ,キャリパ (\490 税込 539円)
品番「49006-1095」ブーツ,キャリパ (\280 税込 308円)
手前側のシールも健在。
品番「49006-1212」ブーツ,ピストンシール (\940 税込 1,034円)
シリコングリスを塗ったシールを溝にいれ、
ピストン外周にもグリス塗って、挿入。
ブーツ内、棒にもグリス塗って、キャリパー組み立て。
ブレーキパッドは、純正ではなく、
デイトナの赤パッドにしてみます。
品番「79842」 (\2,890 税込 3,179円) モノタロウで定価以下でした。
「純正パッドを遥かに凌ぐ、効き、耐久性、コントロール性!」
従来の赤パッドより、摩擦係数15%アップ、耐摩耗性26%アップ、攻撃性79%改萎
ウェットリカバリ85%強。
なんか、”新しい” 赤パッド感が満載です。
新旧比較
ん~、
気持ち、面取りしてみた。
そしてキャリパーにセットし、
ドッキングして、完了。かと思いきや、
ピンを抜きました。
この部分です。
気になる箇所があって、、、
リザーブが傾いているんです。ホースの長さが足りていない。
ので、6mm六角ボルト2本外して、
マスタシリンダーごと摘出。
今着いているものが、純正じゃないのかなと思って、
品番「43059-1850」ホース(ブレーキ) RR マスタ シリンダ (\950 税込 1,045円)
と、それでも短い時の対策として、
キジマ(kijima)のブレーキマスター用ホース
内径9mm、外径14mm、長さ245mm。クランプ2個もついてます。
Amazonにて949円。
保護のゴムは接着されていなかったので、移植可能。
ちなみに、純正は、内径9mm
外径15mm。
長さは110mm
シリンダーとマスター間のホース長は、
前期、
後期で異なります。
実物比較のサイトがありました。
https://blog.goo.ne.jp/pocket640/e/091a13baa3b4e7aaed8396747c946514
シリンダーとマスターをつなぐゴム管の長さが、長いのが前期、短いのが後期。
シリンダーとペダルをつなぐリンク部の長さが、短いのが前期、長いのが後期
今ついていたのは、純正と同じ長さでした。
ので、キジマの汎用ホースを長めに切って、
合わせてみると、、、
長すぎた(^-^;
再度、長さを調整しました。
そして、ブレーキホースも、せっかくなので、純正から交換します。
グッドリッジのビルドアライン、ステンレスブラックです。
http://www.acv.co.jp/build_a_line/02_brand.html
税込12,650円。
高いです。
アルミ製は、激安で3,000円くらいからあるのですが、
アルミってトルク管理重要で、
トルクレンチなんてもってないので、潰れたら終わりなので、ステンレスにしました。
ステンなら強度あるので、トルクもシビアではないだろう。
ホースのカラーは、クリアは最初はキレイだろうけど、黄ばむだろうなぁ、
スモークも、だんだん変色するかもしれない、
ってなわけで、ブラックを選びました。。。一番高い(^-^;
バンジョーの角度は色々あるようです。
ZRX400リア用は、20°と45°のようです。
ホースとバンジョーが組付けられておらず、
規定トルクで、締め付ける指示が記載されています。
モリブデングリスを塗布して、トルク厳守。とな。
ホースにも、注意書きシールがあります。
ただ、こちらは、分かり易いというか、馴染みのあるkgfmの値でした。
(1.8kgfm~2.0kgfm)
ホース長は、
41cm
バンジョー部の穴の中心までは、2cm
なので、バンジョー穴の中心間の距離でのホース長は、
2cm + 41cm + 2cm = 45cm ということになります。
ちなみに、純正ホースのバンジョー穴の中心間の距離は、43cmでした。
最初から、ちゃんと組み立てた状態でもいいのにね。
こんな感じで、テーパーになっています。
11mmのスパナで、締めれそうです。
締めたあとの長さを念のため測定。穴中心まで、2cm。
あ、グッドリッジは、バンジョー部の厚みは8mmです。
スウェッジラインとか、純正は、10mmです。
写真は純正。
バンジョーボルトとワッシャー。
バンジョーボルトのピッチは、1.25です。バイクは1.25が主流のようです。
車と違います。車はピッチ1.0が主流。
バイクでもブレンボキャリパーとかだとピッチ1.0だったりするそうです。
純正も、ピッチ1.25でした。
グッドリッジのバンジョーボルトは、14mmで回せそうです。
オイル穴までの距離は、5.2mmほど。
ネジ部の全長は20mm
特徴は、このすり鉢、大口径。
4.5mmからの
3.2mmってな具合。
先ほど、ネジ部の穴までの距離をなぜ計測したかというと、
ワッシャーの厚み1.25mm
バンジョーの厚みは8mm。中心までなら半分の4mm。
1.25mm + 4mm = 5.25mm。
バンジョーの穴と、バンジョーボルトの穴の中心が合うことを確かめてました。
ワッシャーの内径は10mm
外径は15mmってところでしょうか。
と、ZRX400のリア用のホースを使うかと思わせておいて、
訳あって、バリオスのリア用のホースを使います(^-^;
ZRX400のリアはもう一つ購入しました。
ZRX400、バリオスともに、ホース長は同じ41cmでした。バンジョー加味すると、
穴中心間の距離は45cm
20°
45° バリオスはストレート(0°)
フロントのホースを純正と同じ形で交換したく、
良さげな長さのやつがないかを探っていたのですが、なかなかなくて。
なぜか、フロントは、ダイレクトで2本直挿しタイプしかないんですよね~。
分岐で、3分割の純正タイプが、さり気なくていいなと思っているのに。
何を言っているのか、意味不明ですよね?
近々、フロントのホース交換もする予定なので、その時にでも。
さて、しつこいくらい、モリブデングリス塗って、トルク厳守で組付けてね、
ってことだったので、モリブデングリスは買いました。
高級タイプをね(^-^;
でもトルクレンチは買わず。
11mmのスパナのトルクレンチって、あるのかな?
スパナのトルクレンチって特殊な気がする。
アルミのような貧弱じゃないステンレスなんで、
がっつり力で締めても大丈夫でしょう。
ブレーキフルードは、ワコーズのSP-4
エア抜きをするも、なかなか抜けてこない。
バイクのような小さいマスターシリンダーだと、
空っぽからはエア抜きは難しいのかな?
ということも予想してて、注射器を購入済みです。
ワンコインの500円。あ、税金でツーコインの550円。
30mLタイプで、ホースは15cm
内径4mm
伸びるので、キツキツでブリーダーにはまります。
キャリパー内に注入することも、
エアを吸い出すこともでき、
エアを吸い出す方で使ってみました。
注射器で最初だけエアを吸ってあげると、後は、普通にエア抜きできました。
マスターも水平になりました。
パッドも肉厚。
ちょっと気になったのは、ブレーキホースが、純正のストッパーが邪魔で、
取り回しが、上か、下かに逃げる必要があり、
長さが、ギリギリな感じ。
純正は、穴中心間43cm、グッドリッジは45cmあるんですが、
ホースの硬さなどの違いで、きつきつなので、もうちょい長めのホースの方がいいですね。
もしくは、純正のストッパーをぶった切るか。
あ、バンジョーの角度ですが、
今回は、バリオス用で、ストレート(0°)と20°ですが、
これが、本来のZRX400用で、45°と20°だったとしても、ホース長は同じなので、
キツキツだっただろうと思います。
軽く試走して、各接合部を点検しました。
漏れ、滲みなく、
効き具合もいい感じでした。